掃きだめにアラサー

みんな大人になっていく。わいだけを残して…

姉の不倫相手と一緒に飲んだ件。

ピザの記事だけだど、キャンペーン垢乙wってなりそうだったから
日記を書いておくことにしました。
日記って何年ぶりだろ…?おそらく古き良きmi●i以来。

せっかくだから、いまだ消火不良を起こしている案件について書かせてくれ。
先日、姉と二人で飲んでいた時のこと。
↓姉とは↓
姉・さおり(念のため仮名)。
29歳で昨年結婚した。めちゃくちゃ恋愛体質で、妻子持ちのオッサンとさっそくW不倫している。とっても枯れ専。
ちな子供はいない。

最初は近況などの他愛ない話をしていたんだけど、姉に急に電話がかかってきた。
その電話の最中に、
「ここに彼氏呼んでもいい?」
と聞いてくる。
彼氏…?旦那じゃないよね…?ってことは不倫相手…?
姉の不倫相手とどんな話をしろと…?
当然私は首を大きく横にふりました。
姉「…うん…うん。わかった。地図おくるね」
私の首の動き見えなかった???

ちょっとだけでいいから本当にお願い、と懇願してくるので、なんだかんだ姉の不倫相手を待つ流れになってしまった。
しかし、わいという人間は巷でも有名なモラリスト
もともと不倫には反対派である。
普通に何を話せばいいというのだろう。。
ガチトーンで
「奥さんと子供に悪いと思わないの?」
と切り込むべきなのか。。
でも同時に姉へのブーメランでもある。。
悩んだ末、何も知らないという体でいくことに決めた。

しばらくすると45歳↑のロマンスグレーが現れた。
おそらく10年前まではモテたタイプだ。
「おまたせ」
やたらいい声である。
仮にA山と呼ぶ、このおっさん。
いったいどんな気持ちで愛人の妹と会っているのか。
面の皮がジャンプなの?(by銀さん)

姉がメスの顔で「お世話になってるA山さんだよぉ」と紹介してくる。
ご兄弟がいる皆さんならお察しだが、身内のセックスアピールほど反吐が出るものはない。
だが、いざ対面すると、私も
「姉がいつもお世話になってマス!!^^」
と明るく対応してしまった。よくできたピエロである。
彼氏や旦那なら「とっても仕事ができて尊敬できる人だってきいてますヨ~^^」と全力でヨイショするところだが、果たして愛人相手にもするべきなのか??

むしろ汚く罵ってやりたい衝動に駆られている。
でも今の私は、A山は姉がお世話になっている仕事関係の人、としか知らない設定である…。しかし別にほめたくもないので少しマイルドにして、
「姉から仕事で頼りにしている方だって聞いてますよ~^^」といった。
それに対してのオッサンの返答がコチラ↓
「……あれ?俺たちのこと聞いてない?」


ボクが一生懸命に考えた設定は一瞬にして散っていった。
てか俺たちって言ったよ。たちって。
これ姉が「妹は全部知ってるから♥」とか絶対言ってるヤツであった。


A山は私の決死の社交辞令に対して意外な謙遜で答えた。
「好きフィルターがかかってるからよく見えるだけだって…w」
アレもしてかしてここが地獄かな?


なんとかスルーしながら表面的なトークを繰り広げる。
核心に触れぬままこのまま終わらそうとしていると、おそらくジブリの話の派生から
姉が涙もろいという話になった。
ここでA山はまたもや爆弾を落とした。


「さおりって、二人のことでは泣いてくれないんだよ?」


え、この先の二人の未来的なことでもめたときの話???

姉とA山に流れる甘い空気感。
なぜ私は惚気られているの???

旦那ならまだ許せるけど、見知らぬオッサンの不倫相手である。
この時点で、いかに優秀なピエロであろうと笑顔をつくるのが厳しくなってきた。
帰りてぇ。帰りてぇよ。帰ってスーファミミニのFF6やりてぇよ。
終電という概念を利用して、お開きのムードを作った。
安堵のため息をついてると、A山は最後に一番大きな爆弾を落としていった。


「おれたち喧嘩中だったんだけど…。
いい緩衝材になってくれてありがとね。」

 




……

…………
お分かりいただけたであろうか。
私は最初から、利用されていた。
なんと姉がどうしても会ってほしいと懇願したところから全ては始まっていたのである。喧嘩してから仲直りするきっかけづくりに加担させられていた。なんなら「二人のことで泣いてくれない」発言の伏線回収おめでとうである。
そもそも姉に不倫をやめさせたかったはずの私が、二人の仲を取り持ってしまった結果になってしまった。
さんざんA山をこきおろしてしまったが、

真の黒幕は姉であったのである。
姉は年に一度くらいこういった狂気を見せつけてくることがあるので本当に怖い。

SO CRAZY
やはり中間子は変わっている。(真ん中っ子ごめんなァ)

 

 

 


3人で駅に向かったのに、改札に入ったのは私一人であった。


振り返ることなど、できない。


だって私は脳内で


「アッ…こいつらこの後ヤるな…」


と思ってしまったのだから。


なぜ謝礼に1億円貰わなかったのかを後悔している。


でも本当はね。その場で「テメェら俺を利用して楽しいか!?!?!?」って

キレ散らかしてやりたかったのに、できなかった。

あまつさえ「いい緩衝材」さんになってしまった。

けものになれない私たち。涙。