掃きだめにアラサー

みんな大人になっていく。わいだけを残して…

国内ノスタルジー旅行~日本ふしぎ発見!~

インドア派と言われ続けてますが、ひそかな趣味は旅行です。

旅の行先は、いつも国内の辺鄙なところを選びがち。

会社の先輩に行先を告げるとたいてい「OLが行くところじゃない」と言われます…涙

 

昔から田舎に憧れてたんです。私が育ったのは地方の工業地帯だったので、鬱蒼とした山も、あたり一面の田んぼなかった。

(本当は小さい頃は田んぼだらけだったけど、中学生ぐらいにはもうほとんど住宅地になってしまった)

 

なぜ田舎に憧れていたのか。

それは不思議なものに会いたいから

やっぱり幼少期「となりのトトロ」から受けた影響は絶大……。

美しい日本の田舎には、まだ不思議なものが存在しているような、そんな雰囲気があるよね?

 

上京して大都会「凍狂―TOKYO―(ジャガーさんネタ。いや大好きだよTOKYO!)」で暮らし始めると、その思いはさらに強くなっていった。

だって歌舞伎町にゴジラはいても、トトロはたぶんいない…。

だから、まだ残っている日本の古き良き原風景があるところ、さらにちょっと不思議な逸話が残っているところに旅行するようになったのだ。

 

大学生の頃から今までで約十年間で、南は沖縄離島、北は北海道まで。

その中でもとりわけ「これはエモい…」と思える雰囲気の場所を旅リストにしたので、推させてください!

ちなみに全部電車やバスで行ったので、車がなくても行けます!ただし、めちゃくちゃ遠いけどな!!!!

 

1、岩手県「遠野」

柳田國男先生遠野物語で有名な遠野。

あたり一面の田んぼが美しい、これぞ日本の原風景

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青空と田んぼの緑のコントラストがすっごく綺麗でした。

この中をチャリで爆走するエモさ、ぜひ味わって欲しい…。

かっぱが釣れる(かもしれない)かっぱ淵もいいんだけど、

姥捨てエピソードのある「デンデラ」↓

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オシラサマ伝説の「御蚕神堂」↓

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もなかなか雰囲気があるので是非。

 

行くときは遠野物語を読んでいくと尚良いです。思いを馳せられるから…

水木しげる先生が描いた漫画もあるので、こちらでもぜひ↓

https://www.shogakukan.co.jp/books/09182879

 

泊まる宿によっては、語り部さんが語ってくれるところもあります。(方言が半端ないので、できれば東北出身の友達を通訳に連れていこう)

どうせなら民話伝承の里をたっぷり楽しんでください。

完全な余談ですが、私が遠野物語で大好きな話・寒戸の婆を読んでみて…。神隠しのお婆さんの話なんだけど、超切ないから…。

 

 

 

 2、岡山県「満奇洞」

岡山県新見市にある鍾乳洞「満奇洞」。

電車旅だったので、JR伯備線井倉駅までいき、そこからバスで40分程というエモすぎる道のりをこえてたどり着きました。

まず名前が素敵だなと思っていたら、なんと情熱の歌人与謝野晶子センパイが由来してました。

 

1929(昭和4)年に歌人与謝野晶子が「奇に満ちた洞」と詠んだことから、満奇洞(まきどう)と呼ばれるようになりました。(岡山観光WEBより)

 

その和歌がコチラ↓

満奇の洞 千畳敷(せんじょうじき)の蝋(ろう)の火の
あかりに見たる顔を忘れじ  

今は蝋じゃなくて、LEDでライトアップされているのですが、これがメチャクチャ幻想的なんですよ…。だからカップルにもおすすめ。

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ちなみにここはドラマ八つ墓村のロケ地なんですね…金田一耕助ファンとしても「ここで鶴子が…辰弥が…」と妄想できます。

 

 

 

3、青森県「恐山」

漫画「シャーマンキング」が好きだったので、とても行きたかった日本三大霊場・恐山。

(恐山出身のイタコのキャラクターが登場するのだ…)

 バスの時間が合わなくて、タクシーで頂上の菩提寺まで行きました。

だいぶ近づいてきたあたりでタクシーの運転手さんが道端のお地蔵さんを指さし、

「見える人はもうこの辺で見えるよ」と言いました。

私と一緒に行った友人は霊感などは全然なかったのでさっぱり見えなかったのですが、見える人は要注意です。

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禍々しいイメージの恐山、たしかに風車や地獄と雰囲気はありますが、景観もとてもよく、心が落ち着く場所でした。

ただ、イタコは常駐していない、とのことなので、口寄せを希望の方は事前に確認が必要です!

 

4、奈良県十津川村

奈良県にある日本最大の村「十津川村」。もうめっちゃ山、秘境

日本一長い路線バスで4時間くらいかけて着きます。

「路線バスで4時間って…わいの膀胱は大丈夫??」と心配していたのですが、安心してください、トイレ休憩があります。

十津川村にある玉置神社にはぜひ行ってほしいです…。2千年の歴史あり、あの空海も修行したといわれる神社です。超パワースポット

 

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”神様に呼ばれないといけない神社”といわれていて、縁がないとカーナビが壊れたり、落石があったりと、何らかの原因でたどり着けないとのこと。

つまり私は…呼ばれたんですねぇ~。

ただ、山の獣と同等に扱われて問題なく参拝できるというパターンもあるらしいです。こっちの理由でないと信じたい…。

 

あと地元の方に「絶対やった方がいい!」といわれたのが、野猿(やえん)両岸から川の上に張ったワイヤーロープで吊り下げられた「やかた」に乗り、自力で引綱を引いて進む人力ロープウェイとのこと。↓

http://totsukawa.info/joho/kanko/7yaen.html

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え、めっちゃ怖……

「途中で疲れて川の真ん中でとまっちゃう人が多いから頑張ってね!」と笑顔で言われましたが、高さが50メートルくらいあって怖すぎて20センチしか進めませんでした。

チキンすぎる…

 

5、島根県「城山稲荷神社」

島根はだいっすきなんで、有名だけど入れさせてください。出雲大社も八重垣神社も最高なんですけど、個人的に推したいのが城山稲荷神社。

ここは「怪談」の小泉八雲が気に入って通っていた神社なんですね。

こぢんまりとした神社ではあるのですが、境内にはとにかく狐がたくさん。大小さまざまで、しかも表情もそれぞれ違っているんです。

不思議な雰囲気が漂う神社なので、おすすめです~。

ここに行ったのはかなり前なので写真がなかったのですが、ググったら出雲お社倶楽部なる素敵なサイトを見つけたので、見てみてください↓

https://www2.izumo-net.ne.jp/oyashiro/matsue/cat50/

 

 

6、香川県こんぴらさん

こちらも有名ですが、東京から四国へ行くのはなかなか遠いですね。

当時は大学生だったので青春18きっぷで行きました。1日中電車に乗ってたな…

一生に一度は行きたい、こんぴらさんこと、金比羅宮。

香川県象頭山という山の中腹にあり、本宮までが785段あるので、覚悟を決めてのぼりましょう。膝が弱い人は杖必須。

本宮がとても立派で、ここでお参りすれば十分なのですが、できればあと583段のぼって奥社まで行ってほしい。

奥社は、山奥にある素朴で小さな社ですが、そこがイイんです…。奥社↓

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※一緒に写っているのは辺鄙な旅行に付き合ってくれる親友である。いつもありがとね…

(ちなみに今から8年くらい前なので、二人ともまだ体力があった…)

 

最後は息もゼェゼェで死にそうでしたけど、そこまでの山道も自然豊かで歩いてて気持ちいいです。

近所の男子高校生が散歩かトレーニングがてら手ぶらで身軽にのぼっているのも風情があったな……(その少年に写真を撮ってもらった)

帰り道は暗くなりかけていたんですけど、明かりの灯った参道がきれいでした。

 

 

 

オシャレなリゾートやグルメの旅も素敵ですが、たまには日本のノスタルジーにどっぷり浸れる旅行もいいと思うんですっ!

軽く異世界が味わえるというか…(日本だけど)

だいたいメッチャ遠いんですけど、1時間に1本のローカル線、1日に数本のローカルバス、それらを乗り継いでいくのも、またエモいのです…。

 

ただ要注意なのが、マジでコンビニがないので、現金がなくなると大ピンチです。(カードが使えないところが多い)

手持ちは多めに持っていくと安心です。

 

旅リストはコチラ↓

https://www.tripadvisor.com/Trips?tt=532c49fb-f5fc-4d04-a6ad-c4be0c895197&m=19905

私が撮った写真より、もっといい写真があるので是非そちらをご覧ください…。

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