人生初CATSを見てきた
先日生まれて初めての劇団四季CATSを見てきたので感想を書くなり。
映画のアラジンを見て、友達と久々にミュージカル見たい!となってちょうど公演中のキャッツに行くことに。
キャッツに関しては、
劇団四季でメッチャ有名な演目で、猫、ということしか知らず。
つまり全くの予備知識なく行きました。
結論から言うとすごく面白かったし感動したんだけど、色々と衝撃だったので感想を書くことにした。
ミュージカルにも劇団四季にも無知なまっさらな素人の意見でござい。
以下ネタバレ満載なので見たことない方は要注意↓↓
猫目線での都会のゴミ捨て場という舞台づくりにワクワクしながら着席。
前半が始まりました。
猫の格好をしたキャストたちが全員で歌いながら踊る。
皆さん体がめちゃくちゃ柔らくて美しくしなやかに、まさしく猫のように踊っていた。
片足を上げるY字ポーズなんてフィギアスケート選手かバレエダンサーぐらいしかやらないと思っていたが、さすが日本最高峰の演劇集団である。
バク転も側転も軽やかに決めていて、素直にスゲェと感嘆した。
OP的なダンスが終わり、いよいよストーリーに入っていく。
まず思ったことは、
猫たちの名前、難しすぎるやろ…
いやたしかにクロやシロではないだろうと思ったけど、マンカストラップやらジェニエニドッツやらオールドデュトロミーやの日本で暮らしたことしかないワイには馴染みのない難解な名前が歌詞で出てくるので覚えづらい。
猫たちの誇りがあるのは分かるけど!せめてリチャードくらいの短さにしてくれ!!!
しかもミュージカルに慣れていないので、歌詞を全神経を集中させていないと聞き取れない。
昼は寝ているけど夜は活発なおばさん猫や
政治好き・食べ物好き・太っちょなおじさん猫
カップルの泥棒猫などが入れ替わり立ち替わり出てきて歌って踊るんですが、
ずっと主人公は誰????って思いながら見ていたので頭の中は大混乱していた。
長老に加えて、落ちぶれた娼婦猫まで出てきて前半終了。
20分の休憩に突入。
なるほど、分からん!!!!!!!!
休憩になった瞬間、となりの友人と顔を見合わせた。(友人も初キャッツ)
トイレに行きながら必死にグーグル先生で、キャッツ あらすじ で検索した。
調べたところによると、年に一度の舞踏会でジェリクルキャッツたちの中から新たな命を得ることのできる一匹を選出するお話だとわかった。
つまりそれぞれの猫たちの生き様を
紹介するオーディション?形式の舞台だったのだ。
猫の愛と友情と冒険の物語と勝手に勘違いしていたんだけど、道理でまったく違うキャラクターが次々と歌いだすわけである。
キャラクター紹介だけで前半終わったよ!とか思っていたが、とっくに本番は始まっていたようだ。
オッケー、把握把握と友人と納得しながら席に戻る。
見方がわかったのでもう迷わない!という強い意志で後半の開始を迎えた。
後半は割とシリアスなムードから始まった。
また見たことのない爺猫が出てきたけど、もう動揺することはない。
その猫は昔は2枚目で大スターたちと共演?した劇場猫・ガス爺さん。
しかし今や老いぼれて見る影もなし。
このガス爺さんの歌が哀愁漂う寂しげなメロディラインでとてもよかった。
過去の栄光にすがるガス爺さんを見ていたら気づいたら泣いてた。
まじでこれ未来のわいかもしれないと思って…(エンパシー高め
その後ガス爺さんの若かりし頃の劇が演じられた。
どんだけ尺をもらっているんだ、ガス爺さん…。アンタすごいよ…。
次は寝台列車猫にマジック猫と楽しい猫たちのステージが続く。
マジック猫、ダンスが半端なくて驚愕した。
結局どの猫が選ばれたかというと、前半からちょいちょい出てきて邪険にされてきたウスボロをまとった娼婦猫が選ばれてた。
これはマグダラのマリアのオマージュなのか?
外国文学はキリスト教の影響が強いよね。
最後はみんなで歌って踊って大団円だった。
後半は見方が分かったからすっごく楽しかった。いつから私の頭は勝手な固定概念で凝り固まっちゃったんだろ。
もっとまっさらな気持ちで一から見たかったわ。
キャッツ は考えるんじゃなくて感じるものだった。
あとキャッツ 、客席に何回も来てくれるしなんなら客とちょっと絡んでくれてファンサがすごい。
わたしの推しはラムタムタガー。
すぐ推しをつくるのは、オタクの悲しき性だね。
結論:キャッツは哲学。
見終わった友人「やっぱライオンキングだわ」
意外と好みが分かれそうなキャッツ 、
わたしは好きでした!